知能制御システム研究室

概要

スタッフ:教授 髙橋 将徳,助教 原 正佳
キーワード:制御工学,機械学習,ロボット工学
制御工学や人工知能などの知識・技術を活用して,システムに「賢さ」を与える研究を行っています。

研究内容

自己修復機能をもつ制御システムの開発

制御システムの完全メンテナンスフリー化を目指し,システムが自身の異常を素早く検知・修復する機能をもった能動型耐故障制御系について,理論と応用の両面から研究開発を行なっています。また,超高度情報化社会を見据え,ネットワーク化制御の異常検知や人工知能を援用する方法などについても研究をすすめています。

自律ロボットの制御と物体検出の研究

機器の自律化が進む中で,システム構成を簡素化しセンサ情報から目的に応じて制御を行う移動ロボットの研究を行っています。また画像より特徴量を算出し認識検出を行うために,深層学習ほか別アプローチによる性能検証を行い,簡易システムの構築を目指しています。

深層強化学習を使った非線形制御学習

与えられた環境との相互作用の中でニューラルネットワークが探索的に学習を行う「深層強化学習」という手法を非線形な制御の問題に対して適用する研究を行なっています。また,動的な特性を持つリザバーネットワークを導入し,カオス的ダイナミクスによる高次な探索活動の実現を目指した基礎研究も行なっています。