授 業 科 目 名 |
必修・選択 |
単位 |
学期 |
対象学年 |
担 当 教 員 名 |
マイクロコンピュータ工学 |
A選択 |
2 |
前期 |
4 |
古 賀 正 文 |
授業科目の英文名:Microcomputer Engineering |
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【授業のねらい】 LSIプロセス技術の進展とともに、CPU性能も発展を遂げてきた。その性能向上は、Intelが経験則として示しているムーアの法則(1.8倍/年)に概ね従っている。CPU性能の進展に呼応するように我々の日常生活には、マイクロコンピュータによって制御されているシステムがあふれている。このCPU多用の傾向は、分散処理化の方向へ向かうなかで一層強くなるであろう。本講義では、マイクロコンピュータへの理解を深め、社会の要請に応えうるシステム設計の基礎力を培うことをねらいとする。 |
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【到達目標】 複数のアーキテクチャがある中で、市販8・16ビットマイクロコンピュータチップについて、マニュアルに基づいてシステム設計が行える基礎知識の醸成とその運用力を培うことを目標とする。 |
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【授業計画及び授業方法】 <1週>進展著しいマイクロコンピュータチップの全体像を把握する。 <2−3週>情報の表現、論理回路、論理演算回路 <4−5週>ディジタルIC ・ ディジタルICの構造と特性 ・入出力回路設計 <6−10週>マイクロコンピュータアーキテクチャ(簡単な実習を含む) ・MPUのハードウェア構成 ・CPU/MPU基本動作とプログラミング ・プロセッサの設計 ・パイプライン処理 ・並列処理の原理 <11−13週>コンピュータネットワークへの適用 ・OSI7階層モデルとTCP/IP ・Ethernetプロトコルの基礎 |
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【時間外学習】 準備したマイクロコンピュータを使ったプログラミングによる設計と動作実証。 |
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【成績評価方法】 期末試験 100点 |
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【受講に当たっての留意事項】 計算機工学I,IIを履修していること。 |
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【教科書】 曽和将容著「コンピュータアーキテクチャ」コロナ社 |
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【参考書】 鈴木久喜著「基礎電子計算機」コロナ社 74シリーズIC規格表、CQ出版 |
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【備考】 |