授 業 科 目 名

必修・選択

単位

学期

対象学年

エネルギー発生工学

A選択

2

前期

4

野本 幸治 

授業科目の英文名:Energy Generation Engineering

【授業のねらい】

電気エネルギーの1人当たりの消費量が年々増加している現在の状況を踏まえて,種々の発電方式を解説すると共に,未来のエネルギー源について考える。日本だけでなく広く世界の状況についても理解を深める。また,すべての発電方式にともなう資源,公害などの環境問題についても検討する。

【到達目標】

毎日使う電気について電気電子工学科で学ぶものとしての考え方を持つこと。電気の発生,運用,抱える問題点などの基本を説明できるようになること。電力業界の動向に常に関心を持ち,現在および将来のエネルギー事情について理解できていること。

【授業計画及び授業方法】

1. エネルギー需要
  
 2. エネルギーの諸形態とその変換
    力学エネルギー,光エネルギー,熱エネルギー,化学エネルギー,原子力エネルギー
 3 エネルギーと環境

   炭酸ガスによる温室効果、酸性雨、水素エネルギー

4. 熱機関
    カルノーサイクル、ヒートポンプ、ガスタービン
 5. 化石燃料エネルギー
    火力発電、燃料電池 
 6. 太陽(自然)エネルギー
    太陽エネルギー、水力発電、地熱発電、太陽光発電、風力発電
 7. 原子力エネルギー
    原子力発電,高速増殖炉、核燃料サイクル
 8. 核融合エネルギー
    核融合炉心プラズマ、核融合エネルギー資源、プラズマの閉じ込めと加熱、トカマク炉
 

【時間外学習】

発電所(原子力,火力,水力等)の見学を自主的に行うこと。見学を行った者はレポートを提出すること。

【成績評価方法】

定期試験(60%),レポート(25%),出席数・受講態度(15%)により評価する。

【受講に当たっての留意事項】

【教科書】

榊原建樹 編著,「電気エネルギー基礎」, オーム社,1996 (2,300)

【参考書】

赤崎正則, 原雅則 共著,「電気エネルギー工学」, 朝倉書店,1986 (3,914)

【備考】