ディジタルオーディオアンプ




  例えば、ポータブルミュージックプレーヤーの内部を見てみると、

『ディジタルICを動かす電源システム』
『バッテリーの充電器』
『オーディオアンプ』

に、『スイッチング電源』の技術が生かされています。

この中で、近年、注目されているのがディジタルオーディオアンプ です。
 ディジタルオーディオアンプは、今までのアナログ方式のオーディオアンプよりも 小型軽量で電池を長持ちさせることが出来るので、ポータブル機器などに利用されはじめています。






  それでは、ディジタルアンプの仕組みを見てみましょう!

 みなさんが持っているCDには、『1』『0』のディジタル信号で 音楽のデータが書き込まれています。このデータのことを 『PCM音源』 と呼ぶのですが、この暗号のようなPCM信号のままでは、 私達は音楽を聴くことができません。
 PCM音源は、ディジタルアンプ内の 『PCM/PWM変換用ディジタルIC』 へ送られ、PCM音源から、 『PWM信号』 と呼ばれる、別のディジタル信号(別の暗号)に作りかえられます。
 次に、このPWM信号は、聞きたい音量(ボリューム)にあわせて、 半導体スイッチによって その大きさが変えられます。
 最後に、この増幅されたPWM波形は、コイルとコンデンサによって作られた フィルタを通して、人間の耳に 聴こえる音声信号としてスピーカーへ送られます。