共通シラバス

授　業　科　目　名	必修・選択	単位	学期	対象学年	担当教員名
建築材料工学特論第一	選択	２	前期	１	未定
授業科目の英文名：Advanced Building Materials Ⅰ
【授業のねらい】建築材料の破壊強度を中心とした力学的性質と耐久性を中心とした物理的性質について解説し，さらに建築構造物に使われている材料の安全性と耐久性に関する最近の研究報告を調査輪読する。
【授業内容・方法】
【教科書等】
【評価方法】
【留意事項等】

授　業　科　目　名	必修・選択	単位	学期	対象学年	担当教員名
建築材料工学特論第二	選択	２	後期	１	未定
授業科目の英文名：
【授業のねらい】建築に使われている複合材料について，複合のしくみと形態により得られる力学的性質と化学的性質を解説し，新しい素材を用いた複合材料の開発技術とそれが建築にどのように適用されているかを学習する。
【授業内容・方法】
【教科書等】
【評価方法】
【留意事項等】

授　業　科　目　名	必修・選択	単位	学期	対象学年	担当教員名
関数解析学特論第一	選択	2	前期	１	福田亮治
授業科目の英文名：
【授業のねらい】工学で扱う数学的な理論や概念の中で，特に関数空間にかかわるものを，実用できるレベルで理解することを目的とする．特に応用上ブラックボックスになりやすいものを中心に，基礎的な理論の解説を中心的に扱う．
【授業内容・方法】１．最小２乗法 (回帰直線，多重回帰) ２．関数の近似 (計量空間, 直交展開) ３．フーリエ解析(複素フーリエ変換，パワースペクトル,離散フーリエ変換) ４．主成分分析(２次形式，固有値固有ベクトル，主成分) ５. ウェーブレット
【教科書等】これなら分かる応用数学教室 (金谷健一，共立出版)
【評価方法】出席，試験，レポートにより評価する．
【留意事項等】プログラム言語(C++またはC) に関する基礎的な知識があるほうが望ましい．

授　業　科　目　名	必修・選択	単位	学期	対象学年	担当教員名
関数解析学特論第二	選択	2	後期	１	福田亮治
授業科目の英文名：
【授業のねらい】工学で扱う数学的な理論や概念の中で，特に関数空間や確率空間にかかわるものを，実用できるレベルで理解することを目的とする．特に応用上ブラックボックスになりやすいものを中心に，基礎的な理論の解説を中心的に扱う．
【授業内容・方法】１．関数の最適化 (ニュートン法，共役勾配法) ２．統計的最適化 ( 最尤推定，EMアルゴリズム) ３．線形計画法４．非線形計画法５．動的計画法
【教科書等】これなら分かる最適化数学 (金谷健一，共立出版)
【評価方法】出席，試験，レポートにより評価する．
留意事項等】関数解析特論第一を受講していることを前提で授業を行う．

授　業　科　目　名	必修・選択	単位	学期	対象学年	担当教員名
応用数学特論第一	選択	2	前期	1	奥山　京
授業科目の英文名： Advanced Applied Mathematics I
【授業のねらい】情報に関わる教育は、大学教育の大きなテーマの１つに成長する傾向にある。そこで、情報科学の基礎としての代数学が注目されるようになってきている。しかし、代数学の応用は、解析学の応用とは違い、概念構成・理論構成の手本としての応用である。また、現代代数学は、抽象的な概念の積み重ねで、学びにくい分野である。そこでこの「応用数学特論第一」では、ゆっくりしたペースで、代数学独特の考え方などを詳しく説明し、工学部大学院学生にわかりやすく講義することを目標としている。内容は「整数から整域・体へ」という、高校数学からのよき接続を考えたものである。
【授業内容・方法】講義形式で行い、授業中にときどき演習問題を与えます。第１週—第３週　　　整数　　　　　　　　　　　商と余りの関係、イデアル、素因数分解の一意性等第４週—第６週　　　剰余類　　　　　　　　　　合同式、剰余類、剰余環等第７週—第９週　　　可換環と体　　　　　　　　可換環、イデアル、整域と体、商体等第10週—第12週多項式環　　　　　　　　　イデアルと最大公約数、既約多項式等第13週—第14週　　単項イデアル環　　　　　　ネータ環、単項イデアル環、ユークリッド環等
【教科書等】「数理・情報系のための代数系の基礎」寺田文彦著、サイエンス社、ISBN4-7819-0574-9
【評価方法】授業中に与えた課題についてレポートを提出してもらい、それによって評価します。
【留意事項等】特になし。

授　業　科　目　名	必修・選択	単位	学期	対象学年	担当教員名
応用数学特論第二	選択	2	後期	1	奥山　京
授業科目の英文名： Advanced Applied Mathematics II
【授業のねらい】情報に関わる教育は、大学教育の大きなテーマの１つに成長する傾向にある。そこで、情報科学の基礎としての代数学が注目されるようになってきている。しかし、代数学の応用は、解析学の応用とは違い、概念構成・理論構成の手本としての応用である。また、現代代数学は、抽象的な概念の積み重ねで、学びにくい分野である。そこでこの「応用数学特論第二」では、ゆっくりしたペースで、代数学独特の考え方などを詳しく説明し、工学部大学院学生にわかりやすく講義することを目標としている。内容は、応用数学特論第一の続きで「群論」の基礎的な部分を解説する。
【授業内容・方法】講義形式で行い、授業中にときどき演習問題を与えます。第１週—第３週　　　群とその基本的な性質　　　写像、群の定義、可換群、加群等第４週—第６週　　　部分群　　　　　　　　　　部分群、巡回群、剰余類、正規部分群、対称群等第７週—第９週　　　準同型定理　　　　　　　　準同型写像、準同型定理等第10週—第12週直積　　　　　　　　　　　直積、巡回群の構造等第13週—第14週　　可解群・可換群の基本定理　可解群、p群、有限生成の可換群の基本定理等
【教科書等】「数理・情報系のための代数系の基礎」寺田文彦著、サイエンス社、ISBN4-7819-0574-9
【評価方法】授業中に与えた課題についてレポートを提出してもらい、それによって評価します。
【留意事項等】特にありません。

授　業　科　目　名	必修・選択	単位	学期	対象学年	担当教員名
応用解析特論第一	選択	2	前期	1	沖野　隆久
授業科目の英文名： Advanced Applied Analysis I
【授業のねらい】現代工学における現象の数理モデルとして非線形偏微分方程式が用いられているが、線形偏微分方程式を把握しておくことは将来に向けて有意義である。従って、工学諸分野で見られる線形発展方程式について講義する。
【授業内容・方法】　下記の分野を中心に工学分野における事例をあげて平易に講義する。学部で履修した数学の整理　ラプラスの方程式　熱方程式　波動方程式　Schrodinger方程式
【教科書等】　教材は適宜配布
【評価方法】　ノート
【留意事項等】　特になし

授　業　科　目　名	必修・選択	単位	学期	対象学年	担当教員名
応用解析特論第二	選択	２	後期	１	沖野　隆久
授業科目の英文名： Advanced Applied Analysis II
【授業のねらい】応用解析特論第一で学習した線形発展方程式に多様な非線形項が付加した場合の現実的な非線形偏微分方程式について講義する。数値解析をして、非線形項の効果を調べる。
【授業内容・方法】　下記の分野を中心に工学分野における具体的な事例をあげて平易に講義する。拡散方程式 Schrodinger方程式　数値解析方法
【教科書等】　教材は適宜配布
【評価方法】　ノート
【留意事項等】　特になし

授　業　科　目　名	必修・選択	単位	学期	対象学年	担当教員名
応用幾何学特論第一	選択	2	前期	1,2	末竹　千博
授業科目の英文名： Applied Geometry I
【授業のねらい】有限幾何学・符合理論の重要な道具となる有限体と有限体上のベクトル空間を学ぶことを目標とする。そのために, 集合演算, 同値関係, 写像を定義した後, 群, 環, 体の簡単な性質について講義する。予備知識はほとんどいらないが, 記号で考えることと論理的に考えることを多くの例を通して慣れてもらいたい。
【授業内容・方法】 1,2 集合, 集合演算, 同値関係 3 写像 4 合同 5 半群, 群 6, 7 群, 剰余環, 体 8, 9 既約剰余群, 群の元の位数, 部分群 10, 11 フェルマーの小定理, 中国人の剰余定理, 剰余環の分解 12,13 オイラー関数の決定, 多項式, 体上の多項式, 有限体の単数群の構造 14, 15 有限体上のベクトル空間
【教科書等】教科書は定めない。参考書；「はじめての群論」斉藤正彦(著) 日本評論社「暗号理論入門」J. A. ブーフマン(著), 林芳樹(訳), Springer
【評価方法】レポートと小テストで100パーセント
【留意事項等】授業で出てきた問題を自分で解いてみること。

授　業　科　目　名	必修・選択	単位	学期	対象学年	担当教員名
応用幾何学特論第二	選択	２	後期	1,2	末竹　千博
授業科目の英文名： Applied Geometry II
【授業のねらい】主に2元体上の誤り訂正符号理論について講義する。代数学I,IIで学んだ実数体上のベクトル空間と同じように, 有限体上のベクトル空間が定義できるが, 符号は有限体上のベクトル空間の部分空間として定義できる。Hamming 符号やB. C. H. 符号や巡回符号を具体的に扱うことにより有限体が情報数学で有効な手段であることを実感してもらう。符号との関連で有限幾何・デザインについてもふれる。
【授業内容・方法】 1,2 入門的概念(重さ, 最小重さ, 最確復号) 3,4,5 有用な基礎(完全符号, Hamming 符号, 球詰め限界, 自己双対符号, Golay符号) 6,7 多項式, 16元の有限体, B. C. H. 符号 8,9 有限体 10,11,12 巡回符号 13,14,15 重さ分布とデザイン
【教科書等】教科書は定めない。参考書；「符号理論入門」ヴェラ・プレス(著), 伊藤昇(訳), ワイリー・ジャパン, 「代数系と符号理論」武田二郎(著), 槙書店
【評価方法】レポートと小テストで100パーセント
【留意事項等】授業で出てきた問題を自分で解いてみること。

授　業　科　目　名	必修・選択	単位	学期	対象学年	担当教員名
応用代数学特論第一	選択	2	前期	1	田中　康彦
授業科目の英文名： Pure and Applied Algebra I
【授業のねらい】数理現象を解析していくと、最終的にはいろいろな演算結果をどのように解釈するかという問題に帰着される。そこで必要となる代数学の素養を身につけるために、抽象代数学の最も基礎的な概念である「代数方程式とその根」について考察する。「代数学の基本定理」をさまざまな方向から検討することにより、複素数の集合のもつ特徴的な性質を理解する。
【授業内容・方法】担当教員が毎週講義を行う。講義の予定は以下のとおりであるが、受講生の予備知識、理解度、関心の度合いによっては、項目、順序、程度を変更することがある。第１週　代数方程式とその根　　　　　　　　　　　第８週　整数と多項式の類似性第２週　数の演算（四則演算）　　　　　　　　　　第９週　数の拡張第３週　代数学の基本定理　　　　　　　　　　　　第１０週　初等代数学からの準備（１）第４週　複素関数論からの準備（１）　　　　　　　第１１週　初等代数学からの準備（２）第５週　複素関数論からの準備（２）　　　　　　　第１２週　基本定理の証明（代数的アプローチ）第６週　基本定理の証明（解析的アプローチ）　　　第１３週　後半の復習第７週　前半の復習　　　　　　　　　　　　　　　第１４週　複素数の集合の特徴（まとめ）
【教科書等】教科書は特に指定しない。講義中に参考書を紹介する。
【評価方法】学期末にレポートの提出を求める。
【留意事項等】数学が嫌いでないことが望ましい。

授　業　科　目　名	必修・選択	単位	学期	対象学年	担当教員名
応用代数学特論第二	選択	2	後期	1	田中　康彦
授業科目の英文名： Pure and Applied Algebra II
【授業のねらい】離散的な数理現象の一例としてグラフを取り上げる。有限グラフのもつ離散的、幾何学的な性質を解析するために、代数学的な手法がどのように利用されるかを理解してもらう。グラフの形状が隣接行列と呼ばれる行列の固有値によって、どのように制御されるかについて考える。特に固有値の分布を、具体的な計算を通して理解することを目指す。
【授業内容・方法】担当教員が毎週講義を行う。講義の予定は以下のとおりであるが、受講生の予備知識、理解度、関心の度合いによっては、項目、順序、程度を変更することがある。第１週　有限グラフ　　　　　　　　　　　　　　　第８週　分類定理の証明（前半：１）第２週　隣接行列と固有値半径　　　　　　　　　　第９週　分類定理の証明（前半：２）第３週　分類定理　　　　　　　　　　　　　　　　第１０週　円分多項式の理論第４週　非負行列の理論（１）　　　　　　　　　　第１１週　メビウス関数とその応用第５週　非負行列の準備（２）　　　　　　　　　　第１２週　分類定理の証明（後半）第６週　非負行列の準備（３）　　　　　　　　　　第１３週　後半の復習第７週　前半の復習　　　　　　　　　　　　　　　第１４週　グラフの形状と固有値の分布（まとめ）
【教科書等】教科書は特に指定しない。講義中に参考書を紹介する。
【評価方法】学期末にレポートの提出を求める。
【留意事項等】数学が嫌いでないことが望ましい。

授　業　科　目　名	必修・選択	単位	学期	対象学年	担当教員名
光工学特論	選択	２	後期	１	長屋智之
授業科目の英文名：Advanced Optoengineering
【授業のねらい】今日，光は光波エレクトロニクスとして，光通信，光情報処理，記録，計測等の分野で広く応用されている。この講義では，光波の基礎として光の回折理論を論じ，そのことを基礎に光情報処理として空間情報の処理と光波の制御を取り上げる。
【授業内容・方法】
【教科書等】
【評価方法】
【留意事項等】

授　業　科　目　名	必修・選択	単位	学期	対象学年	担当教員名
固体物性特論	選択	２	前期	１	長屋智之
授業科目の英文名： Advanced Solid　State　Physics
【授業のねらい】固体物質の力学的・熱的性質，電気伝導現象や誘電的性質等の巨視的性質を原子や電子といった物質の構成粒子の微視的性質から論じる。また最近の固体物質における新しい現象等やそれらの応用について取り上げる。
【授業内容・方法】
【教科書等】
【評価方法】
【留意事項等】

授　業　科　目　名	必修・選択	単位	学期	対象学年	担当教員名
結晶工学特論	選択	２	後期	１	小林　正
授業科目の英文名：　Advanced Crystallography
【授業のねらい】原子・分子が規則正しく配列した結晶の対称性を結晶晶系、ブラベ格子、点群、空間群の結晶学の観点から理解し、さらに量子力学・量子化学を導入し、結晶・固体の物性を電子・原子・分子の微視的立場から理解する。
【授業内容・方法】１．原子，分子，固体とは　　　　　　　　　　　　２．物質の構造と結合　原子の配列と結晶学３．X線・中性子線結晶学　回折と逆格子　　　　　４．固体・結晶の弾性，塑性　結晶の対称性と弾性定数５．固体の動力学的性質と格子振動　　　　　　　　６．固体中の電子の振る舞い　　量子力学、第２量子化７．結晶の周期性とブロッホの定理　バンド理論　　８．固体中の光学的性質９．金属と電子輸送　　　　　　　　　　　　　　　10．半導体　バンド構造とキャリア　 11．磁性　電子の磁性常磁性・強磁性・反磁性　　12．相転移とランダウ現象論　　強誘電体 13．超伝導　　BCS理論、高温超伝導　　以上の項目について、視聴覚教材も利用しながら、わかりやすく講義する。
【教科書等】使用しない。講義中に資料プリントを配布する。
【評価方法】上記の１３テーマの一つと、各自の大学院博士前期課程での専攻分野・研究分野と関連づけたレポートの提出。
【留意事項等】

授　業　科　目　名	必修・選択	単位	学期	対象学年	担当教員名
物理有機化学特論第一	選択	２	前期	１	大賀　恭（内線7958）e-mail:yohga@cc.oita-u.ac.jp
授業科目の英文名： Advanced Physical Organic Chemistry I
【授業のねらい】有機化学の電子的・立体的構造と反応性ならびに物性との相関についての定量的な取り扱いを通して，有機化学の諸現象を理解する。本講義では，反応性中間体の化学，有機反応の様式と反応速度論，立体効果，電子効果などについて取り上げる。
【授業内容・方法】（１）反応性中間体の化学（陽イオン，陰イオン，ラジカル，カルベン）（２）有機反応機構と反応速度論（３）立体効果と電子効果（４）分子軌道と有機反応
【教科書等】必要に応じてプリントを配布する。
【評価方法】学期末にレポートを課す。
【留意事項等】後期開講の「物理有機化学特論第二」とあわせて受講することを勧める。

授　業　科　目　名	必修・選択	単位	学期	対象学年	担当教員名
物理有機化学特論第二	選択	２	後期	１	大賀　恭（内線7958）e-mail:yohga@cc.oita-u.ac.jp
授業科目の英文名： Advanced Physical Organic Chemistry II
【授業のねらい】有機化学の電子的・立体的構造と反応性ならびに物性との相関についての定量的な取り扱いを通して，有機化学の諸現象を理解する。本講義では，溶液中における有機酸・有機塩基の強さ，Hammett則に代表される自由エネルギー直線関係などについて取り上げる。
【授業内容・方法】（１）酸と塩基（２）化学反応速度論（３）置換基効果（４）溶媒効果
【教科書等】必要に応じてプリントを配布する。
【評価方法】学期末にレポートを課す。
【留意事項等】前期開講の「物理有機化学特論第一」とあわせて受講することを勧める。

授　業　科　目　名	必修・選択	単位	学期	対象学年	担当教員名
金属錯体化学特論第一	選択	２	前期	１	伊藤正実
授業科目の英文名： Advanced Co-ordination　Chemistry I
【授業のねらい】金属イオンと有機物とが配位結合することにより形成される金属錯体に関連した学術分野は、生体内での現象の理解をする上で重要であるが、触媒、材料、医薬品等、産業上の応用展開もなされている。このような錯体化学の基本を知っていただき、その背景にある“豊かさ”も認識していただくことを授業の狙いとする。
【授業内容・方法】金属錯体の物性論を中心に、基礎的な配位子場理論等に基づいてその電子的構造について概説をおこなう。また、金属錯体の同定にかかせない、分光学的な分析手法（NMR、赤外吸収、共鳴ラマン、ESR等）についての基本的原理を説明し、これらの分析手法によって、金属錯体の“何”がわかるか、解説する。さらに、生体のなかの金属イオンの挙動についての研究や、錯体化学の産業上での応用例などについても、触れる。講義は、基本的に座学とし、配布資料に基づいて講義を進める。また、適宜、小テストをおこない、内容の理解度のチェックをしながら、進めていく。
【教科書等】配布資料に基づいて講義を進めるので、購入をする必要はありません。
【評価方法】出席状況と、レポート
【留意事項等】共通科目ですので、化学系でない受講生に対しても配慮しながら講義を進めます。

授　業　科　目　名	必修・選択	単位	学期	対象学年	担当教員名
金属錯体化学特論第二	選択	２	後期	１	伊藤正実
授業科目の英文名： Advanced Co-ordination　Chemistry II
【授業のねらい】産業上の“材料”としての応用が期待されている集積型金属錯体の理解を深め、その分子設計の考え方や、将来展望等を理解していただく。
【授業内容・方法】従来からの錯体化学では、ひとつあるいはせいぜい二つか三つの金属イオンが有機物のマトリックスのなかに内包された系での物性を議論するものであったが、９０年代に入り、高分子状に連なった金属錯体のなかで、どのような集積効果があり、さらに新規な材料としてどのような展開が期待されるかについて、最近の研究を中心に、紹介する。集積型金属錯体のなかで期待されている機能として、分子磁石や、光応答性分子素子、伝導性を示す有機材料、あるいは、触媒等が挙げられるが、これらの研究成果を通して、集積型金属錯体の分析手法についても、講義していく。授業方法は、基本的に座学とし、配布資料に基づいて講義を進める。また、適宜、小テストをおこない、内容の理解度のチェックをしながら、進めていく。
【教科書等】配布資料に基づいて講義を進めるので、購入をする必要はありません。ただし、以下の書籍をベースに講義を進めるので、特にこの分野に興味を持つ受講生は購入を勧めたい。集積型金属錯体　北川進　著　出版社　講談社
【評価方法】出席状況と、レポート
【留意事項等】共通科目ですので、化学系でない受講生に対しても配慮しながら講義を進めます。

授　業　科　目　名	必修・選択	単位	学期	対象学年	担当教員名
システム設計解析特論	選択	2	前期	1	今戸啓二
授業科目の英文名： Advanced theoretical mechanics
【授業のねらい】具体的な問題を通して機械設計をする上で必要な解析手法を学部生のときに習ったことも整理しながら，さらに高度な理論についての理解を深める．
【授業内容・方法】線形微分方程式の見分け方と代表的な微分方程式の解き方，ベクトルの力学への応用，ベクトルポテンシャルや勾配の考え方，ラグランジュの定数法，最小二乗法，固有値・固有ベクトル，スペクトルマトリクスによる主軸変換，応力テンソルの回転による変換などについて具体例を挙げながら学習する．
【教科書等】独自の教材（ＣＤ）を配布
【評価方法】出席率，授業態度，期末試験で総合的に評価する．
【留意事項等】履修条件・時間外学習など特に無いが，配布した教材は各自が必ず理解するように努力すること．

授　業　科　目　名	必修・選択	単位	学期	対象学年	担当教員名
応用力学特論演習	選択	２	後期	１	今戸啓二
授業科目の英文名： Exercise of advanced mechanics
【授業のねらい】前期のシステム設計解析特論の続編として機械系の応用解析に必要な数学的手段を具体的な問題を通して演習する．
【授業内容・方法】座標系の回転と応力テンソル，ひずみテンソルの変換，ベクトルを使った平面および三次元機構解析，運動する座標系に関するベクトル解析，スプライン曲線，ヘルツの接触理論と弾性衝突問題，楕円積分による振子の厳密解，直交多項式，棒の縦振動の有限要素法による解析などについて学習する．
【教科書等】独自の教材（ＣＤ）を配布
【評価方法】出席率，授業態度，期末試験で総合的に評価する．
【留意事項等】特に無いが，配布した教材は各自が必ず理解するように努力すること．

授　業　科　目　名	必修・選択	単位	学期	対象学年	担当教員名
システムＬＳＩ設計特論第一	選択	２	前期	１	未定
授業科目の英文名： Advanced System LSI Design Ⅰ
【授業のねらい】集積回路製造技術の微細化に伴い、電子装置システムを単一のチップ上に実現するシステムLSIが可能となり、産業界におけるシステムLSIの重要性はますます大きくなっています。本講義は，各種のLSIを設計するために必要な知識を整理し，実際にEDA(Electronic Design Automation)ツールを使って設計を体験することを想定した講義・演習である
【授業内容・方法】
【教科書等】
【評価方法】
【留意事項等】

授　業　科　目　名	必修・選択	単位	学期	対象学年	担当教員名
システムLSI設計特論第二	選択	２	後期	１	益子　洋治
授業科目の英文名： Advanced designing for system LSI (Ⅱ)
【授業のねらい】最新のLSIデバイスの評価・解析にはナノ空間に入り込んだ様々な斬新な技術が使われています。　本講義では、これらのLSIデバイスの評価・解析技術を学習していきます。LSIの動作解析・故障診断技術、物理解析技術等の最新の様々な技術を、実際の応用事例を交えながら、実際にそれらの技術がどのようにインテグレーション、適用されているのかを学びことで、実際のＬＳＩの解析・評価に入っていくことのできる基礎知識を身につけます。
【授業内容・方法】１、最近のLSI産業動向と評価解析技術の役割　２、ＬＳＩデバイス解析技術概論　３、LSIの動作解析技術・故障診断技術　　・個別技術（電子ビームテスター、発光解析、レーザービームを　　　用いたテスティング　等）　４、物理分析技術　　・個別技術　　（SEM,TEM,AES,XPS,SIMS、SPM（STM,AFM・・）、FIB　他）５、実習　ＳＥＭ、　ＦＩＢ
【教科書等】　　必要に応じてプリントを配付
【評価方法】　　レポート
【留意事項等】

授　業　科　目　名	必修・選択	単位	学期	対象学年	担当教員名
ＭＯＴ特論I （企業経営特論I）	選択	1	前期夏季集中	１・２	菊池健児伊藤正実
授業科目の英文名：
【授業のねらい】研究開発から事業化までのおおまかなプロセスを理解し、その為に必要なツール（分析手法等）を習得する。本講座では特に、ビジネスのアイデアを出すための発想法について習得し、これを検証する手法を学ぶことを主眼とする。
【授業内容・方法】問題解決の発想法やアイデアの創出法及び、その事業性を検証する為の、先行特許調査やマーケットリサーチを中心に、実習を含めて、講義を進めていく。本講義では、各自に事業テーマを決めていただき、これに基づいて、講座を進めて行く。また、起業家の講演も一部取り入れ、その考え方も学んでいく。
【教科書等】不要
【評価方法】出席状況と、レポート
【留意事項等】全8コマ（三日程度）夏季に集中して行います。この後、引き続き開催する企業経営特論IIも含めて受講することを推奨します。

授　業　科　目　名	必修・選択	単位	学期	対象学年	担当教員名
ＭＯＴ特論II （企業経営特論II）	選択	1	前期夏季集中	１・２	菊池健児伊藤正実
授業科目の英文名：
【授業のねらい】研究開発から事業化までのおおまかなプロセスを理解し、その為に必要なツール（分析手法等）を習得する。また、ビジネスプランを企画立案する能力を育成する。
【授業内容・方法】研究開発の方法論と、ビジネスプラン作成の講義を聞いていただいた後、企業経営特論Iで、各自が考えた事業テーマについて、ビジネスプラン作成実習をおこなう。
【教科書等】不要
【評価方法】出席状況と、レポート
【留意事項等】全8コマ（三日程度）夏季に集中して行います。事前に企業経営特論Iの受講が必要です。

授　業　科　目　名	必修・選択	単位	学期	対象学年	担当教員名
ＭＯＴ特論III （知的財産特論）	選択	２	後期	１・２	菊池健児伊藤正実
授業科目の英文名：
【授業のねらい】一通りの知的財産に関連した知識を持つことは工学部の卒業生であれば、必要なことである。エンジニアとして今後、活動するに最低限必要な知識を、本講義で習得していただくことを目的とする。
【授業内容・方法】この講義では，下記の通り，知的財産に関する必要な知識を一通り学んでもらう。行政・民間企業の第一線が活躍している方を講師として招くとともに、特許明細書作成の実習なども行う。知的資産を有効に活用するために－特許取得のノウハウ－，国際知的財産権，我が国のコンテンツ産業と著作権制度，ライセンス契約・侵害訴訟の解説，不正競争防止法の概要，商標の基礎知識，特許庁電子図書館の活用，特許の位置づけの変化と大学への期待，特許明細書の書き方，企業の知的財産活動，特許係争事例と企業の特許戦略
【教科書等】不要
【評価方法】出席状況と、レポート
【留意事項等】学外講師が中心の講義ですので、講師の都合上、若干、スケジュールが不規則になる可能性があります。

授　業　科　目　名	必修・選択	単位	学期	対象学年	担当教員名
ＭＯＴ特論Ⅳ	選択	２	後期	１・２	菊池健児伊藤正実
授業科目の英文名：
【授業のねらい】これからのエンジニアは、常に、成果のマーケットに対する意識をもって仕事をしていく必要があります。本講座では製造業の研究開発から事業化までのマネジメント手法の基礎について、地域企業の研究開発事例等を題材に学んでいただきます。
【授業内容・方法】以下の項目について、大分県内の企業の事例（ケース）について事前に資料を読んでいただき、講座では、その解説をし、ディスカッションを中心とした講座をおこなう。また、地域企業の経営者にも、一部、講師として出ていただき、そのビジネスモデルについて受講生と議論をする。イノベーションとMOT、開発プロセス、経営戦略、生産マネジメント、マーケティング、ファイナンス、アカウンティング、ITマネジメント、経営革新マネジメント、アントレプレナーシップ
【教科書等】配布資料に基づいて、講義を進めます。
【評価方法】出席状況と、レポート
【留意事項等】配布資料の事前学習が必要です。公開授業としておこないますので、社会人の方も一緒に受講します。後期の土曜日の午後、全５回、毎週３コマの集中講義となります。また、必ずしも、経営学等の社会科学のバックグラウンドは必要ありませんが、MOT特論IとII（企業経営特論IとII）の受講を本講座の受講の前に、推奨します。

授　業　科　目　名	必修・選択	単位	学期	対象学年	担当教員名
ＭＯＴ特論Ⅴ	選択	２	後期	１・２	菊池健児伊藤正実
授業科目の英文名：
【授業のねらい】企業の自律的成長を図るための地場企業固有の研究開発マネージメント手法を実践的な手法で学習していただきます。MOT特論Ⅳが基礎編という位置づけならば、本講座は、その応用編という位置づけになります。
【授業内容・方法】以下の項目について、大分県内の企業の事例（ケース）について事前に資料を読んでいただき、講座では、その解説をし、ディスカッションを中心とした講座をおこなう。また、地域企業の経営者にも、一部、講師として出ていただき、そのビジネスモデルについて受講生と議論をする。技術戦略、研究開発マネジメント、製品開発マネジメント、サプライチェーンマネジメント、テクノロジーマネジメント、企業連携アライアンス、産学連携アライアンス、知的財産戦略、製品の高付加価値戦略、リスクマネジメント
【教科書等】配布資料に基づいて、講義を進めます。
【評価方法】出席状況と、レポート
【留意事項等】本講座の受講は、MOT特論Ⅳの受講が必須となります。配布資料の事前学習が必要です。公開授業としておこないますので、社会人の方も一緒に受講します。MOT特論Ⅳの終了の後、土曜日の午後、全５回、毎週３コマの集中講義となります。また、必ずしも、経営学等の社会科学のバックグラウンドは必要ありません。

授　業　科　目　名	必修・選択	単位	学期	対象学年	担当教員名
学外特別実習Ａ	選択	１	前期	１	未定
授業科目の英文名：
【授業のねらい】大学院で実施している工学に関する講義，演習及び実験等について，企業の生産ラインや研究開発部門等での実習により大学と社会との関連等の理解を深め，大学院の研究等に自覚と将来への展望を認識させる。期間は2週間程度。
【授業内容・方法】
【教科書等】
【評価方法】
【留意事項等】

授　業　科　目　名	必修・選択	単位	学期	対象学年	担当教員名
学外特別実習Ｂ	選択	２	前期	１	未定
授業科目の英文名：
【授業のねらい】大学院で実施している工学に関する講義，演習及び実験等について，企業の生産ラインや研究開発部門等での実習により大学と社会との関連等の理解を深め，大学院の研究等に自覚と将来への展望を認識させる。期間は4週間程度。
【授業内容・方法】
【教科書等】
【評価方法】
【留意事項等】