大分大学 OITA UNVERSITY
電子工学系の概要

何を目指す?

企画力を備えた技術者を目指そう!
 トランジスタの発明、集積回路、そしてコンピュータ技術ならびに情報通信技術の発展をベースに開花した現在の高度情報化社会では、エレクトエレクトロニクスすなわち電子工学は社会の隅々にまで浸透し、なくてはならないものになってきています。科学技術が高度化し、多様化するこれからの社会では、電子工学が担う役割は益々重要になってくるでしょう。
 電子工学系では、将来社会のエレクトロニクス分野を担う研究者・技術者を輩出するべく、世界的視野をもって社会のなかで活き活きと自分の夢を実現できる自立した人材の育成を目指しています。
 然るが故に教育は、固定した知識の付与ではなく、今後も目まぐるしく進化する科学技術に対応して自ら学んで成長できる技術者、さらに創造力、問題意識および問題解決能力を備えた技術者像を念頭において、専門分野の確かな基礎知識の付与とともに最先端の研究に触れさせることで、ものごとに柔軟に対応できる考える力を育てることを主柱としています。
 学生諸君には、電子工学の分野で自己実現を達成して欲しいと心から願っています。

何を学ぶ?

方法論を学ぼう!
 電子工学という学問分野が築かれて100年を超えました。先輩たちのたゆまない努力によって、電子工学は情報、ナノ、量子エレクトロニクスへと裾野を拡げ、今なお技術革新をもたらし、社会に貢献しています。
学部と大学院で何を学ぶのか、について考えてみたことがありますか?
 方法論を学びとってください。社会に出ると多くの未知なる物に出会います。未知なるものに出会ったとき、臆することなく、洞察力をもって解析し、統合して新しいものを創造することが皆さんには期待されています。創造の方法を学び、培ってください。そのために必要となるのが、電磁気、電気回路、電子物性を初めとする3年までに学ぶ電子工学の基礎学問です。基礎を学び、卒業研究で展開し、大学院の研究でさらに深く先端技術を学び研究開発の方法を培って社会へ羽ばたいてください。